2015年10月08日

二側の秋と乾きの始まり








外気は下がり、湿度も低下し、空気はどんどん乾いていく、、。
冬への緩衝帯でもある秋の始まりは、
「二側」と云う椎側の季節でもある。



二側と云うのは、椎骨(背骨)の指2本分くらい外にある
太い筋の穴なのですが、このような椎側は椎骨以上に
身体の状況を深く反映して伝えるものであるのです。

二側は、運動系の活動状況を反映していて
運動系=呼吸器系の鬱滞や過敏状況をつぶさに
表わします。
冬の準備である秋に二側が活発化するというのも
考証すべき課題ですが、代謝系の活発な夏から
空気が乾き、外気温が下がり、皮膚も縮んで
代謝が足踏みし始めるこの時季であるからこそ
呼吸器を旺盛に使い、ガス交換をしようとするのかもしれません。

なんにしても身体の主要な活動系が二側にあるのです。


ところが身体の鬱滞する系統は、
二側そのものではなく、二側に絡んで問題が顕在化する
夏の名残ともいうべき泌尿器系や消化器系となります。

泌尿器の鬱滞は、閉じていくこの季節には
血行の問題に発展しやすく、脳の血行の問題が
起こりやすいのです。

外気の昼夜の寒暖の差で侵されやすい「冷え」の問題も
汗が急速に出にくくなり、乾きが始まるこの時季、
二側を通して、泌尿器系、消化器系、循環器と
変動を引き起こしていくのです。



◆この時季の鬱滞ポイントを、ラインにして
体位を設計する、、。

2015年の秋の鬱滞ポイントは、まず
足首にあります。足首の前面です。

秋足首.jpg
     (オレンジのラインの処)

軽く手のひらを、この部分に当ててみると
鬱滞した側が冷たい、鈍い、、と云うような
感じがあります。
左右片方どちらかです。

体位法は、この足首のポイントを意識しながら
足をお腹の方向に引き上げることからはじめます。
@最初、開き気味に引き上げ〜踵は床に着けすり足で引き上げます
足をくの字に立てます。

Aお腹の臍の周辺〜主に左右の縦のラインである直腹筋〜
に、硬い、冷たい、鈍った、厚い、などの異常感のある部分が
あります。この体位法の主に目的としている鬱滞がこのお腹の
ポイントです。

B立てた足を、次に膝頭下の内側の凹み付近を中心として
内側に寄せます。Aのお腹の鬱滞ポイントにヒビク角度です。
(足のかかとの位置はそのままです)
お腹のポイントに張った感じ、違和感がより掴める位置に向けるのが
コツです。

次に、この時期の重要な急処でもある
「裏側腹」〜脇腹の皮の指2本ほど後ろ、背側の筋様のものです。

裏側腹.jpg
(水色のラインは身体の真横、いわゆる
 通常の側腹、この後ろのオレンジのライン
 です。緑のラインは肋骨の下端)

摘まむと非常に痛い。
分厚く鈍った感じのする処が急処です。

Cこの裏側腹の急処に気が集まるようにします。
下肢の体位が決まったら、次に
腕を広げ、裏側腹がほああと温かな感じが起こるような
角度をとります。

D位置が決まり、しばらく上体を保つと
下頸と呼ばれる頭の血行の活点であるポイントに
〜肩から首筋にかけての中間くらいの処〜
ほわほわと湯気が上がるように気が集まってきます。



newimage2015aki1.gif
        (動画は3回、リピートします)


この体位法だけでも、やってみられるとずいぶん違います。
しかし、この体位のまま次の矯体法を行なって
体位を終えておくとより大きな身体への働きかけと
なります。



◆ストンと落として股関節に働きかける、、。

この体位法の締めくくりとして
矯体法ともいうべき締めの体位を行ないます。

E指を立てた状態で足をさらに腹の方に引き上げてくる
 (この時はかかとは床から離れてかまいません)

F足の指のどれかに裏側腹やほかのポイントにヒビク
指を観つけます。
この指を手の指2本くらいで引っかけ、頭方向に引きます。
〜お腹の鬱滞ポイントがさらにハッキリするように引き上げます〜

G少し耐え、スポッと手の指を抜いてそのまま足は反動で
ストンと伸びて、床に投げ出されるようにします。

上手く抜くとストンとかバタンとなります。
また、股関節や骨盤、膝などの可動性の悪い場合は
へなへにゃと、伸びて落ちていきます。


newimage2015aki2.gif
       (動画は3回、リピートします)


股関節などが刺激でしっかりしてくると
すとんと落ちます。


この後、乾きと低温が深まるにつれ
二側の運動系、筋や筋肉そのものの
硬着や可動性の巾が縮んで怪我なども
増えていきます。
また、乾きが一段落した波の踊り場的な頃となると
呼吸器系の変動を起こす人たちが増えてまいります。
喉の痛みから始まる風邪などは
この時期の代表的な呼吸器の風邪なのです。













posted by 身体気法会 at 20:47| Comment(0) | 整体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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